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【『First Kiss』より超特別番外編・宗のイタズラ】


よく晴れた日曜日の昼下がり――。

「琴美、今日は『ハーブ園』に行こう!」
宗が笑顔で言った。

「うん!」


そして――、
「ちょっと、宗! ここって……!?」
目的地に着いてあたしは驚いた。

だって、そこは『ハーブ園』じゃなくて『ハブ園』だったから……。

ある記念公園が期間限定のイベントでわざわざ沖縄から『ハブ園』を招致したのだとか。
まったく余計な事をするものだ。

「あっれぇ~? てっきり『ハーブ園』だとばっかり……『ハブ園』だったかぁ~」
「もうー、知ってて連れて来たでしょ?」
「琴美、あっちで『ハブとマングースの闘い』ってのをやってるみたいー」
「やだ! そんなの見たくない!」
「えー、どっちが勝つのか気にならない? 世紀の対決だよ?」
「そんなの大げさ過ぎ! ハブの天敵はマングースなの! だからマングースが勝つって!」
「でも、たまにハブが勝つらしいよ?」
「やだやだ! とにかく、ここを離れようよ!」
あたしは早くこの場から離れたい一心で宗の手を引いた。

「そういえば琴美、爬虫類ダメなんだったな?」
ニヤリと笑った宗。
あたしは彼のその顔を見て確信した。

「やっぱり『ハブ園』って知ってたんだ?」

「けど、ホントに『ハーブ園』もあったりしてー」

「もう騙されません!」

「ホントだってば。ほら、あそこ」
宗は少し離れた庭園を指差した。

その方向に目を向けると――、
「……あ、ホントだ」
そこには色とりどりのハーブが植えてあり、ガーデンカフェもあった。

「俺、嘘は吐いてなかっただろ? 『ハブ園』だけじゃなくて『ハーブ園』も呼んだんだってさ♪」

「絶対騙してると思ってた……」

「ひっでぇなぁー。でも、ハブを見た時の琴美の反応が見たくて、先に『ハブ園』の方に連れて行ったんだけどな♪」

「ほら、やっぱりー」

「まぁまぁ、機嫌直せってー♪ 美味しいハーブティーが琴美ちゃんを待ってるよーん♪」
宗はそう言うとスキップをしながらあたしの手を引いてガーデンカフェに向かったのだった――。



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