![]() ありがとうございました!m(_ _)m メッセージのお返事は当サイトの『みんなの掲示板』にてさせて頂いております。 尚、明らかにスパムや荒らしと受け取れるメッセージに対してはお返事を致しておりません。 ご了承くださいませ。 そしてこのお礼画面は、拍手を下さったおまけのプチ小説を掲載しています。 当たった貴方は超ラッキー♪(?) 読みたくない方はスクロールで、すっ飛ばして下さい。 *-------------------------------------------------* 【『First Kiss』より超特別番外編・宗のイタズラ】 よく晴れた日曜日の昼下がり――。 「琴美、今日は『ハーブ園』に行こう!」 宗が笑顔で言った。 「うん!」 そして――、 「ちょっと、宗! ここって……!?」 目的地に着いてあたしは驚いた。 だって、そこは『ハーブ園』じゃなくて『ハブ園』だったから……。 ある記念公園が期間限定のイベントでわざわざ沖縄から『ハブ園』を招致したのだとか。 まったく余計な事をするものだ。 「あっれぇ~? てっきり『ハーブ園』だとばっかり……『ハブ園』だったかぁ~」 「もうー、知ってて連れて来たでしょ?」 「琴美、あっちで『ハブとマングースの闘い』ってのをやってるみたいー」 「やだ! そんなの見たくない!」 「えー、どっちが勝つのか気にならない? 世紀の対決だよ?」 「そんなの大げさ過ぎ! ハブの天敵はマングースなの! だからマングースが勝つって!」 「でも、たまにハブが勝つらしいよ?」 「やだやだ! とにかく、ここを離れようよ!」 あたしは早くこの場から離れたい一心で宗の手を引いた。 「そういえば琴美、爬虫類ダメなんだったな?」 ニヤリと笑った宗。 あたしは彼のその顔を見て確信した。 「やっぱり『ハブ園』って知ってたんだ?」 「けど、ホントに『ハーブ園』もあったりしてー」 「もう騙されません!」 「ホントだってば。ほら、あそこ」 宗は少し離れた庭園を指差した。 その方向に目を向けると――、 「……あ、ホントだ」 そこには色とりどりのハーブが植えてあり、ガーデンカフェもあった。 「俺、嘘は吐いてなかっただろ? 『ハブ園』だけじゃなくて『ハーブ園』も呼んだんだってさ♪」 「絶対騙してると思ってた……」 「ひっでぇなぁー。でも、ハブを見た時の琴美の反応が見たくて、先に『ハブ園』の方に連れて行ったんだけどな♪」 「ほら、やっぱりー」 「まぁまぁ、機嫌直せってー♪ 美味しいハーブティーが琴美ちゃんを待ってるよーん♪」 宗はそう言うとスキップをしながらあたしの手を引いてガーデンカフェに向かったのだった――。 |
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