どう足掻いてもクソ暑い、そんな夏の日 が嫌いじゃなくなった。


   ■■ 恋愛レンズ ■■


昨日 の夕方に降った激しい雨もすぐにあがり、今、空はそんなことも忘れたかのように 明るい。
あたしは目を細めながらも真っ直ぐに太陽を見上げる。
眩しくて 直視できないそれを懲りずにじっと見ていると、やがて丸い光の塊が見える。
その色を言葉で表現することは出来ないけれど、暑苦しいそれが今は嫌いじゃな い。

容赦なく打たれる光は容赦ない熱を産み、正直暑くてたまらない。
汗 はあまりかくほうじゃないけど、それでも背中にはじんわりとした嫌な感触があ る。
前は、そんな夏が嫌いで嫌いでたまらなかったけれど。

待ち合わせ場 所に着き、目を軽く瞑って大きく呼吸をする。
緊張なんかしなくていい。だっ て、現れるのはどうせあいつでしょ?
そう言い聞かせても、残念ながらこの心 臓は言うことを聞いてくれそうにないけれど。
そんな自分の身体の一部も、嫌 いじゃない。

思えば、あいつに出会ってから嫌いなものが減った。
今とな れば、どうしてあたしはあんなにも何もかもを嫌いと言っていたんだろう。
ゆ っくりと目を開けば、目の前に広がるモノを嫌う理由なんかないのに。
何一つ 欠けたって、あたしはここに立っていなかったんだから。
あたしはいつから、 何も見えなくなったんだろう?

かつて素通りしてきたモノの先に、一つの人影 が見える。
それはゆっくりと近づき、あたしに気づいた途端に走り出した。

ほら、思わず微笑んでしまうものがここにあるのに。

そんな乙女モードの自 分が恥ずかしいと思いつつも、それも嫌いじゃなくなった。
天邪鬼だから、ま だ嫌いだと言っていたモノを好きだということは出来ないけれど。
最近では、 そんな自分すらも嫌いじゃない。

別に、嫌いじゃなくなっただけで好きなもの が増えたわけじゃないけど。
只一つ、好きなものが増えたのだとしたら。

目の前の笑顔に笑い返す。
差し出された手を素直に取る。

こいつと会え る、このクソ暑い夏が好きなんだろうな。




拍手ありがとうございますv
お礼に上記フリーSSなんか書いちゃったりしたので、好きに持って帰っちゃってください☆(←ショボ…)

いやー、なんというか。
恋愛すると全てが素晴らしく見えますよね!!(と適当にまとめてみた)
お話は好きに解釈しちゃってください。
あなたの好きな(ある意味バレバレの)キャラや人を当てはめるもよし、ノンフィクションと勘繰るもよし(笑)

恋愛は夏にするのが好きだな、と思います。個人的に何だかロマン(何)
つうかせっかく拍手してくれた方に何て仕打ちですか(汗)
日記載せ、HP載せ、いずれも構いません。が、いつものようにギリギリ著作権は放棄しません。
どんなに痛くても改変はなさらないで下さいね☆(←しません)

あ、返事は出来ませんが、何かあったら 一言どうぞ〜vvv




ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。