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-花に寄せる恋―


花のようなものだ、と白哉は思った。

屋敷の廊下にたたずむと、よく手入れされた庭が目に入る。
このところ穏やかになった日差しのなかで、萩や竜胆が涼しげに咲いていた。

花など無くても、日々を過ごすことに支障はない。
必要ない、と考える者もいるだろう。
ただ、ひとたび日常の中に花が在るようになると、その存在が気にかかる。
気にかけているうちに、やがてその彩りが当たり前になる。
そしていつしか、日々に無くてはならないものになる。
そこまで考えて、白哉は静かに空を仰ぎ見た。

あれルキア無しでは生きてゆけぬ。

それは白哉にとって絶望的で残酷な、幸福だった。



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