夜うさ第3部の新しい話、書き途中ver.です!
大気の部屋。
うさぎはベッドサイドに持ってきた椅子に座り、眠る大気の様子を静かに見守っていた。
すると、大気が眉を歪め、「う……」と苦しそうな声を出し、うさぎの身体に緊張が走る。
「待って!」
焦ったように小さく大気がそう叫んだ時、うさぎは思わずガタッと椅子から立ち上がって、ベッドの方へ身を乗り出す。
「大気さんっ!?」
「う、さぎさっ!」
大気はまだかたく目は瞑ったままであるが、確かにうさぎの名を呼び、片手が空を舞った。
「大丈夫! あたし、ここにいるよ」
うさぎは慌ててその手を掴み、そう声をかけてやる。
大気の動きがピタリと止まり、ゆっくりと瞼が開くと、その瞳がうさぎの姿をとらえた。
「あれ…うさぎ、さん?」
「うん、もう、大丈夫だよ」
うさぎは掴んだ大気の手を胸元に引き寄せ、両手でギュッと包み込んで安心させるように言う。
その手を不思議そうに見つめた後、ふっと小さく息を吐いて、大気は今度はぼうっと天井を見上げてつぶやく。
「そうでした、夜天が……」
落ち着いて、今日あったことを思い出したのだろう。
「うん。ごめんね、あたしが油断して迷惑かけちゃったから……心配させちゃったよね、ごめんなさい」
「いえ、そんなことは、全然……」
うさぎの名前を呼び、まるで前にいる人を捕まえようとするように、伸びた腕。
きっと戦闘の時のことが思い出され、似たような状況の夢になって、うなされたのだろう。
うさぎは申し訳なさを感じながら、労わるように、そっと大気の腕を布団の中に戻してやった。
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執筆中の36話です!インフルエンザが流行っているみたいですね。かほちゃんは元気です。みなさんもどうぞ元気に……感染症シーズンを乗り越えられますように(>_<)(2026-02-08)
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