「拍手ありがとうございます!」・・・ガンダム00版 沙慈ルイ編
+会えなくても、心は傍に+
「沙慈」
前はあんなに傍にいた。
今はこんな遠く・・・心も遠い。
彼の優しさに抱きしめられた瞬間、温かかった思い出が蘇った。
二度と会えない、会わないとあの病室から手を振るときに決めたのに。
私たちはまた出会ってしまった。
皮肉にも、約束をした宇宙で、だ。
彼はきっと私にまた会いに来るだろう。
そのとき、私は彼を撃てる?
きっと心は撃ちたくないと悲鳴を上げる。
でも、きっと引き金は引かないといけない時が来るだろう。
彼の心は私の傍にいるのだと感じる。
だから迷いが生じるのだ。迷いは捨てないといけないと分かってても。
私も傍にいたいと心の隅で願っているのだ。
非情になりきれないのだ。
理由はひとつだけ。愛しているから。
「ルイス」
4年前、最後は悲しい顔で手を振ってくれた。
そのとき君は僕と会わない覚悟を決めてたと言うの?
久しぶりに会った君は綺麗で、でも目の色は寂しかった。
その目にまた昔のように色を宿してあげたいと僕は思う。
昔のように優しい日々を過ごそう。
そのためになら、僕は君に会いに行く。
君は僕に銃口をまた向けるだろう。
そして引き金を引くのかもしれない。
だけど、僕は引き金を引く前に君の手を引くよ。
連れ去っていく覚悟で君の手を強く引く。
会えなくても、心はきっと傍にいる。
きっと傍にいると僕は思うから。
「会いに行くよ、ルイス。君を取り戻す」
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