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REBORNここで何故かG夢
※主人公はジョットの奥さん設定です。


「ねぇ、G!次はここね!」
「おい、お前…いい加減にしろって」
「いいじゃない、ね?」



私はGと共に街に出ていた。
明日はジョットの誕生日なので、買い物に来ていたのだ。
パン屋、肉屋、雑貨屋、花屋と必要なモノを次々と購入していく。
荷物は勿論全てGに持ってもらっていた。
鼻歌混じりで先頭を切って歩く私の後ろで、Gが溜息を着いていた。



「…ったく、なんでオレが…」



そんな声が耳に入った。
私は彼が連れ回したことを怒っているのだと思い、足を止めた。



「ねぇ、G…」
「おう?」
「ちょっと、休憩しようか」



そう言って入った小さなカフェ。
カウンターでカフェ・マキアートとカフェ・コンパンナを頼んだ。



「はい。お待たせ」
「グラツィエ。お前はほんと、コンパンナ好きだな」
「うん。ジョットがね、最初のデートで買ってきてくれたんだぁー」
「…」
「どしたの?」
「別に。飲んだら帰んぞ。ジョットも心配する」
「そだね」



またちょっと不機嫌になったG。
私は彼を心配して、顔を覗き込んだ。



「…ねぇ、G?機嫌悪い?」
そんなことねぇって。さ、帰んぞ」
「G…」
「はぁ…あのさ、お前、ジョットの女になったんだろ?自覚くらいしろよ」
「…へ?どういう…」
「オレも男だってこった。行くぜ」



マキアートを一気に飲み干すと、そのまま席を立って行ってしまった彼。
私はそんな彼の背中を見つめた。



「ごめんね、G…ありがとう」
「ん?なんか言ったか?」
「ううん!別に。ね、今日は3人でご飯食べようよ。昔みたいに」
「あ?そんなの気まずくてモノが喉を通らねぇよ、バーカ」



私はそのとき、彼の気持ちに気付いたが、知らぬフリをした。






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