【のどかな昼下がり〜Rホウ徳×SR一喝馬超】





「はぅ〜ぁ〜」



間の抜けた声が、室の中でやけに響く。

声の主は、日向を見つけてはそこで猫の様に身体を伸ばし横になっている西涼の錦と呼ばれた男、馬超であった。



「孟起…初陣の時の気迫は幻か…?なんだその気の抜けた声は」



ごろごろごろごろと馬超が転がる傍らで、どっしりと座り込み得物を磨いているは、馬騰の腹心として、そして馬超の友として行動を共にしているホウ徳。



…本当は、友と言う線を越えての間柄なのだが。

それは頭首の腹心とその嫡子の関係、表に出せる訳はなかった。



「だってよぉ〜。日向気持ち良いんだよぉ〜」



甘えた声でホウ徳に笑顔を向ける馬超。

ホウ徳にだけは、昔からの甘えた口調で馬超は話しかける。

これが誰か来た途端、すっと未来の頭首の気配を纏えるのだからさすがと言うべきか。

まぁ…悪戯好きな所は誰の前でも変わりはしないが。



「確かに日向は気持ちがいいな」



「あぁ♪」



ころり、と日が照る所にうつぶせになってホウ徳の方を見上げる。

そして、何かを思いついたかの様に口角を上げてにやりと笑った。



「ホウ徳〜」



「何だ?孟起」



改めてホウ徳が馬超の方をみやると、馬超は手を自分の横でぱたぱたさせて床を叩いていた。



「…そこに座れと?」



「わかってるじゃねぇか♪」



にんまり、と満足そうな笑みを浮かべる馬超。

それに優しい笑みで答えながらホウ徳は得物を床に置くと立ち上がり、馬超の指示する場所までやってくるとゆっくりと腰をおろした。



「おっじゃましま〜す!」



ぽすっ。



と、この時を待ってましたと言わんばかりの勢いで馬超は胡坐をかいたホウ徳の腿に自分の頭を乗せ上向いた。



「やっぱりこれが落ち着く〜」



「全く…いつになったらその甘ったれは直るんだ?孟起」



「いいじゃねぇか〜。減るもんじゃねぇし」



馬超が自分の真上に見えるホウ徳の首に向かって手を伸ばす。

それに何も言わず応える様に、ホウ徳はそっと馬超の背を支え半身を起き上がらせた。



自然と…重なる互いの唇。

甘い…甘い二人のそれ。



この先、どんな事があるかわからない。

けれど、今、この瞬間は確かに目の前にいる互いの存在を感じながら暫く二人は動かなかった。





暖かい日差しが差し込む…そんな昼下がりの平和なひと時…。










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