夢を・・・・・・見ていたんだ。 酷く幸せで、それでも胸のどこかがきゅうと痛むような。 僕は憧れをずっと見つめていた。君は気づかないけれど。 もう少しで手が届きそうなのに、ねぇ? 何でか気後れしちゃってさ、手を伸ばせないで居るんだ。 君のその澄んだ声は僕を通り越して、君を待つ大勢の人に聞こえてる。 僕一人の愛しい人じゃないと、分かってるんだけど この時くらい、こんな夢の中でくらい、幸せな二人にしておくれよ。 あと少しくらいは辛くても我慢するから。 だからもう少しくらい傍でその惚れ惚れする立ち姿を見ていてもいいよね? 徒に僕を惑わせるその横顔に。 音律メッセンジャー (いつまでもそうしていられるなんて思ってないけど、) (それでも今はこの安っぽいギターでこの曲を弾こうと思う。) |
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