拍手ありがとうございます。 これからもよろしくお願いします! 拍手お礼です。 財前夢。 起きてよ 現在昼休み、図書室で私は財前光と図書当番中。 面倒くさがりな財前だが顔は出す。 いや、最初は出さなくて私が困ったから幼馴染のくーちゃん。 ・・・いや、白石先輩に相談したところ財前は小一時間説教されたらしい。 あの時ほど怖く不機嫌な財前を見たことはなかった。 そのくらいやばかった。 とくにオーラと毒舌が。 で、顔は出したもののさっさと図書室の隅のほうに行き寝始めた。 まぁもう毎回のことで慣れてしまったのだけれど。 これじゃぁ居てもいなくても一緒よね。 そんなことを考えながら机に向かって作業しているといつの間にか熱中していたらしく 横にいる存在に気づかなかった。 「お前、ほんま面倒くさいこと好きやな。」 「好きでやってんじゃないわよ!っていつの間に横に!?」 「あーうっさい、そんな大声で言わんでも聞こえるわ。図書室では静かにせなあかんで 。」 「・・・こ、コイツ・・・。」 相変わらず憎たらしい・・・! そのいっぱいあいてるピアスひっぱったろか! 「ほな、今日も寝るんで。後よろしゅう。」 「は?!」 ホントしょうがないやつ・・・。 まぁ面倒くさがりなのは知ってるし部活忙しいのもわかるから寝かせておいてやるか。 私ってなんて優しいんでしょう。 横を見ると不覚にもカッコイイと思ってしまうような財前が見えた。 椅子に浅く座り、背もたれに体を預けて俯き加減な姿。 手を組んでヘッドホンして・・・。 いやいや、カッコイイんだけどさ。 何しに来たんだホント。 顔を覗き込んでみるとぐっすり寝てる。 ・・・外見はいいんだけどなぁ。 ま、続きやりますか。 * * * 1時間くらいたった頃、肩に予想もしなかった衝撃が来た。 衝撃といっても、トンくらいな感じだけど。 肩のほうを見ると財前の頭が見えた。 え、何この状況。 財前が肩に頭乗っけて寝ている。 すやすや すやすや 起きる気配なしですか? 「ちょ、財前起きてよ。」 「うっさいな、ココちょうどええねん。そのまま寝かせとけや。」 「ちょうどええねん。ちゃうわ!私の肩使って寝るな。」 「うるさい言うてるやろ・・・。そんなん知ってるわ。お前の肩しか使わへん。」 「なっ・・・。」 な、な、何? 不覚にもときめいちゃったじゃない・・・! 反則だよそんなの。 って、私の事枕かなんかと勘違いしてるんじゃ・・・。 そんなの許すわけないでしょ! 起きてよ!!! 友達以上恋人未満10のお題 |
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