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Qお店の前にクマが立っていたらあなたはどうしますか A思わず凝視しちゃう 真っ白でふわふわのもっこもこ。何故だかクマの周りは人気がないのでこれ幸いと凝視してしまった クマも気づいたようでこっちを見た ぱちくり、そんな音が聞こえてきそうだ もう居ても経ってもいられず目の前まで寄って 「こんにちは!」 挨拶をした。もちろん返事を期待した訳じゃなかったのでただこっちを見て反応を返してくれればいいな、くらいの気持ちだった 「・・・・おれ?」 「!」 しゃべった!しゃべったよ!この子 「言葉しゃべれるなんてすごいね!賢いね!」 思ったままの言葉にクマが照れたような仕草をする。もう何て言うか・・・全てが可愛い! 「おれ、ベポ」 「ベポ君」 名前まで可愛い!と思ったのは内緒だ。 存外人懐っこいクマ・・・もといべボ君はこの島に来たばかりで今日は買い物に付き合っているそうだ 「キャプテンが本屋好きなんだ」 「キャプテンさん?ここの本屋は結構品揃え良いから気にいってくれると思うよ」 当初の目的を後回しにしてついつい喋りこんでしまう。だってクマとお喋りできるなんてそうそうある事じゃ無い! 真っ白でもっこもこ。もしもローが見たら無言で撫でるか連れて帰ろうとしたかもしれない。 強面なくせに意外と可愛い所があるから・・・とつい考えてしまう自分がいた だから 「ベポ」 神様。私は何か悪いことをしたでしょうか。 もう誰か笑って下さい。ていうか笑って下さい。 最初はすごい美声だな、と思った。 「キャプテン!」 あ、ベポ君の言ってたキャプテンさんが来たのか。一段と嬉しそうな顔をしたベポ君に何となく私も同じ方向を向いた。向いてしまった 目が合ってしまった 「・・・ロー?」 同じように目を丸くしている人物に、無意識のうちに言葉が零れた そして視界の端で伸びてきた手に我に返って全速疾走した ローとは反対方向に 「っおい!!」 「ご、ごめんなさいいいいいいっ!!!」 願望から来た幻覚だとか、馬鹿みたいなことを考えてる場合じゃなかった。べボ君が驚いた声を上げてるけどそれも無視だ 街のど真ん中で鬼ごっことか洒落にならない!しかも大の大人が、だ 勝算はゼロに近い。過去にローに勝てた試しなんて無いのだ それでも万に一つ、いや億に一つの可能性を今ここに下さい神様!! 怖くて後ろを振り向けないが足音とローの罵声が聞こえる。「止まれつってんだろ!」とかなんとか 地の利、それだけは唯一敵うだろうと先にある裏道を思い浮かべた そこまで行けたら撒ける! 人の垣根を縫うように走り、もう少し・・・! 帽子を目深に被り更にサングラスまで装備した人、この人を抜ければ・・・! 「シャチ!そいつを捕まえろ!!」 そんなローの言葉を聞いた気がする。何故気がする、なのかは次の瞬間腕を引っ張られ肩を押さえられ挙句、首に衝撃 暗、転 > |
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