いつも拍手ありがとうございます。




お礼を込めて
ミニSSを
こちらは、8月号のネタバレも含みますので
もし見たくない方はUターンしてください。

と言いましても、
シチュ的には「森永君の部屋に兄さんが行ってみた」
ですので、大丈夫な方はお進みくださいませ。

8月号の感想記事を書きながら
思いついたことを書きました。






一人暮らし」




「ここが森永の部屋なのか」

玄関の横には台所、その先にはリビングという部屋は、会社の寮というだけあってシンプルなものだった。
森永の荷物はほとんど名古屋に置いたままだから、部屋の中には最低限のものしか置かれていなかった。

この部屋の主は、ベッドで静かに眠っている。
好奇心からトイレを借りるついでに、ちらりと洗面所やお風呂を覗いてみた。
一人暮らしが使うだけあって広さはそんなにないが、外装と違ってそれなりに綺麗であった。

『こいつのことだから、こまめに掃除してるんだろうな』

リビングに戻ると、スーツと会社で使う鞄が目に入った。
鞄は中身がつまっていて、見た目にも重そうだった。

『無理してんじゃねぇのか?』

熱さましのシートをおでこに貼った森永は、少し痩せたような気がする。
この最近、忙しいとよく電話で言っていたが、ちゃんと飯は食っているのだろうか。
いつも俺に「ご飯食べてますか?」と聞いてくる森永だったが、俺よりも食べてはないのでは・・・と心配になる。


机の上は綺麗に整頓されているが、本やノートが幾重にも積み重なっていた。
きっと仕事で使うものなのだろう。

その机の端に、伏せた写真立てを見つけた。
何となくではあるが、その写真立てを手に取ってみた。
そして俺は固まった。
そこには・・いつ撮ったのかわからない俺自身の写真がはめられていた。

「うわ」

あまりの驚きでその写真立てを落としそうになる。
いつ撮ったものなのか・・・さっぱりわからない。
そして、俺自身も覚えがない笑顔の俺がそこには写っていた。

『これは・・・あとで捨てておこう』

森永は今は弱っているから暴力はだめだと自分に言い聞かせた。
元気になった時は・・・・その時は・・・


森永が汗をかいているのに気づいて、タオルがないかと洗面所に向かう。
そして、さっきは気が付かなかったあるものに目が釘付けになる。
以前、俺が使っていたコップと同じものが洗面所に置かれていたからだった。

2か月くらい前、こいつが引っ越すくらいの時だったか。
「新しいコップ買ったんで替えときますね」
と言われて、新しい歯磨き用のコップを渡された。
その時、古いコップは「捨てときます」と森永が持って行ったはず。

まさか、そのコップじゃないよな・・・

思わず背筋に悪寒が走る。
やりかねない・・・こいつならばやりかねない・・・



森永は静かに眠っている。
俺は今すぐに帰りたくなったが、病人を放っておくことはできない。
仕方なく、椅子に座って森永の様子を観察する。

こいつは病人だ、こいつは病人だ
自分自身に言い聞かせる。
着替えを用意してやろうかと思ったが、こいつのタンスからまた妙なものでも出てきそうで怖かった。

俺は、ただ森永の目が覚めるのを待った。





森永君の一人暮らしの部屋。
漁ったらなんかいろいろ出てきそうですよね(^^)/
無くしたものがたくさん見つかるかもしれませんね、兄さん。


いつもの簡単SSですみません<(_ _)>
しかし、来てくださる方々への精いっぱいの私の感謝です。
どうか、お受け取りくださいませ。





この次のぽちこは以前のSSをそのままのせてますので
ここでUターンで構いません。






ありがとうございました!!!



ありがとうございました!!ついでに一言あればどうぞです(非公開です)
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