花嵐長編*小話(雲雀)



▲▽▲▽▲▽▲▽▲








「昼休みにはここに戻ってくるので、お弁当ここに置いて行ってもいいですか?」



「勝手にしなよ」



ふい、とそっぽを向いてしまった彼を見て、小さく苦笑する。彼のこんな素振りは日常茶飯事だ。
遠慮なくテーブルに弁当箱を(お重4段)置くと、そのまま応接室を後にした。




*





お弁当を楽しみにルンルン気分で帰ってきて、応接室の扉を開けた瞬間、驚愕した。




………………………………………お弁当が、無い。



何故!弁当がひとりでに転がっていくはずも無く、生きているはずは無い。確実に置いたはずなのに、何故そこに無いのか!



「・・・・・・雲雀さん、ここにあったお弁当、知りません?」



「ああ、あれ・・・。食べたよ」



「は、い・・・・?」



「これのことでしょ?」



「いや、え?私のお弁当・・・・・・」



「半分以上、残ってるよ。・・・・・・これ、君が一人で食べるつもりだったの?」



「それはもちろんそのつもりで持ってきましたけど」



雲雀から差し出された弁当(お重四段)を受け取ると、どの程度中身が残っているのかを確認した。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・前から思ってたけど、凄い食欲だね」



「そうですか?私は皆が食べなさ過ぎると思うんですが」



「・・・・・・・・・・・・・・・」



「あ、雲雀さん特にいつもパン(風紀委員の誰かに買ってこさせている)とかコンビニ弁当(やっぱりこっちも買ってこさせている)だし、栄養偏ってるんじゃないですか?」



「余計なお世話だよ」





*





「私、お弁当作りましょうか?」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」











**



拍手有難うございました!






ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)

あと1000文字。