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拍手ありがとうございます! ※ラブロマ ※事後 何も身にまとわない白い素肌がベッドランプの明かりの中に浮かび上がる。 こちらに向けられた華奢な背中にぽつりぽつりと散らばる赤い痕は、さっきまでの行為でついたものだ。 皮膚の下で滑らかに動く肩甲骨に舌を這わせたくなる衝動はきっと誰しもが抱くものであろう。 薄い皮下脂肪に包まれたやわらかい身体はさわり心地が良く、抱きしめると酷く温かいのも知っている。 熱が引くまでのぼんやりとした時間を抱き合って過ごして、それから何を考えたのかキャスケットは起きあがってシーツに手を伸ばしていた。 真っ白いシーツはぐしゃぐしゃになり、ところどころ二人分の体液で濡れて染みになっている。 その体液まみれのシーツを持ち上げて、キャスケットは少しだけ何かを思案しているような表情になる。 寝るのなら新しいシーツにした方が気持ちが良いことは確かで、俺としてはシャワーを浴びるついでに取り変えようかとぼんやりと予定を立てる。 とりあえずシャワーを浴びるにしてもなんにしてももう少しゆったりとした時間を楽しんでいたいと考えていれば、不意にふわりとシーツが起こした風が流れてきた。 「……?」 身体を起こしたこちらの前で、もぞもぞと白いシーツの塊が動く。 ややあってシーツの端からひょいっと顔を出したキャスケットが、こちらに身体を向ける。 ペタリと座り込み、顔だけを覗かせるように白いシーツを肩に羽織ったせいで、なだらかな胸元と薄い下腹部があらわになっている。 ベッドランプで微かに浮かび上がるその身体は、ひどく綺麗なものに見えてならなかった。 そんなことを考えるこちらのことなど知らないように、ゆっくりとキャスケットの両手が肩に落ちていたシーツに触れた。 いつの間にか目は伏せられて、俯くような姿勢になっている。 摘みあげられる様にして、静かにシーツが持ち上がった。 まるでなにか厳かな儀式が執り行われるかのような、丁寧な動作。 パーカーのフードを被るような動きでシーツがオレンジ色の髪にふわりと落ちた。 皴が寄り、ぐしゃぐしゃになっているもののゆるゆるとしたラインを描きながらシーツが止まる。 そしてシーツを被ったキャスケットがこちらを見上げてきて、 その瞬間、気付いた。 これはまるで、 ウエディングベールだ。 「……っ、」 小さい女の子がごっこ遊びでするような、簡単な白い布だけの婚礼衣装。 キャスケットがその衣装が示す行為にどんな思いを持っているのかは知らない。 もしかしたら何も考えていなくて、ただ純粋に興味だけでやってみたのかもしれない。それでも。 ……それでも、 名前を呼んで、と唇が動いて、キャスケットが恥ずかしそうに笑って見せた。 俺はどうしていいか分からないまま、その細い体を抱きしめる。 かける言葉が見つからなくて、何度も何度も名前を呼びながら抱きしめる。 ありきたりな言葉は見つからなかったし、気の利いた誓いの言葉を言えるほど洒落た人間でもなかった。 溢れた思いが行き場をなくしたかのように、 ただ、胸が苦しかった。 そんな俺を見て、 ぐしゃぐしゃで体液まみれのウエディングベールに包まれた裸の花嫁は、穢れた所など何もないかのように綺麗に綺麗に微笑んだ。 お嫁さんごっこ end ウエディングベールにもいろいろ種類があるそうです。 今回はマリアべールのイメージで書いてます。 頭のてっぺんぐらいからひらひら顔の横を流れるアレです。 イメージ BGM 白痴 でした。 ……いや、原曲もっと精神的に壊れてますが( 拍手ありがとうございました! …next? |
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