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お礼代わりに小咄を4種ほどランダムに。



キリヒヨver. まとまらない会話。


〜♪
「はい、もしもし日吉です」
「俺」
「生憎俺さんと言う方に心当たりは」
「いやいや冗談だって切原ですもしもしコンバンワ」
「毎度くだらない手間をかけさせるな」
「そっちこそ毎回律儀に同じ台詞で対応しなくってもいーっしょ!」
「フン。お前の学習能力を試してるんだ」
「ンな人を鳥頭みたいに…」
「馬鹿を言え、鳥の方が賢い」
「酷っ!日吉君酷っ!!」
「知るか」
「つーかさ、どうして日吉君俺の電話にだけそんな感じなの?」
「?別に他の人間にも同じだ」
「違うよ!全然!」
「目上の人以外にそこまであからさまに態度を変えはしない」
「でも微妙に違えーよ!」「微妙は全然とは言わない」
「ちょ…俺にとっては天と地の差なんだって!」
「大体お前は俺と誰かの会話を聞いたのか」
「えー、何回か見たことある。鳳と話してるとことか」
「あいつならお前との態度とさして差はないだろう」
「違うって!いや同じ扱いもまたなんか複雑っていうか、一抹の虚しさを感じるけど!」
「一抹なんて言葉よく知ってるな」
「あ、俺国語は得意。じゃなくて!」
「なんだ。要領を得ない」
「あのさ〜…」
「…何だ」
「んー、なんつーか…」
「…切って良いか」
「あっ、ちょ、ダメダメ」
「早く言えよ」
「やっぱさ、なんか俺には冷たい…気がする」
「………」
「日吉君がさ、俺に優しい言葉とか、まぁかけてくれたら嬉しいけどそこまでは言ってないよ」
「…で」
「こういう、電話ってさ」
「ああ」
「顔、見えないじゃん」
「…」
「日吉君が目の前にいて、同じ対応されても俺は気にしないんだ。日吉君、結構表情変わるし」
「そうか?」
「ん、少しだけどね」
「そうなのか…」
「でもさ、電話ってそれがないから」
「……」
「ちょっと、棘が痛い」
「……………」
「…日吉君が、」
「、」
「俺を嫌いじゃないのは知ってるよ」
「っ!」
「けど。でも、こうして離れてて、でも声だけどうしても聞きたいときにさ、ちょっと悲しい」
「………」
「ってごめんな、なんか困らせたって言うか今すぐ優しくしろって言うんじゃなくて」
「本当だ」
「え、ごめん日吉君電話しないとか言わないでよ!?てかいつも俺からかけて勝手に話して我儘言うなって話ですよねすいません!」
「……何を」
「え?」
「言って良いか…分からない」
「…ん?」
「…電話は嫌いだ」
「何で」
「…」
「俺は好きだよ」
「嫌いだ」
「電話も、日吉君も」
「俺は嫌いだ」
「日吉君の声が、遠くにいるのに耳に届くんだ。そりゃ実際会うのには全然満たないけどさ」
「…嫌いだ」
「ごめんね、何かごちゃごちゃさせて。俺思ったこと全部口からでちゃうから」
「お前はずるい」
「うん。だから日吉君ももう少しで良いから思ったことそのまま出した方が良いよ」



電話は、誤解が生まれるから嫌いだ。
見られていないから、無防備になってしまって嫌だ。
お前に、甘くなってしまいそうで困る。
お前の声に泣きそうになるから嫌だ。許してしまう。弱くなる。




「ごめんね、日吉君」
「…うるさい」
「電話でもさ、なんか伝わるね」
「何が」「日吉君、好きだよ」
「!お、ま…」
「今日はごめんね、おやすみ」
「あっ」
「また明日!…電話するからさ」
「…別に良い」
「ん、でもする」
「知るか。…おやすみ」
「うん。おやすみ」





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