向日葵畑の迷路を歩く。
折角だから別々に行こうと別れて入ったから今は謙信ひとり。それでも数本離れた通路から見える頭。向日葵より高い長身がゆったりと歩いているのが見える。
中継地点の高台で、きょろきょろと迷路の中を探し、見つけた。
「福ちゃーん!」
手を振って呼び掛ければ一瞬驚いた顔をした後にいつもの笑みで手を振りかえす。
けれど進もうとした先は行き止まりで。教えてやれば決まり悪そうに頭を掻くから、謙信は思わず笑ってしまった。
向日葵(謙信景光と福島光忠)
ついでに一言あればどうぞ(拍手だけでも送れます)
あと
1000
文字。