ランダムで選ばれた二人とうちの子一人の小話。流星白=有(なり)編。(全部で6種類)


夏目北斗

放課後、バスケ部連中から逃れてきた有は、クラスの扉を潜ると氷鷹がいることに気がついた。

「氷鷹ー。逆先みてないー?」
「どうしたんだ?血相変えて。」
「あいつ。ノート提出まだだから、回収したいんだけどさ。片っ端から障害をばらまいて姿を隠すんだよ。」

千秋呼んだり、明星つかったりして俺の身動きとらせないようにして、ほんとまじあいつ何。と怒って、まぁ知らないならいいや。あんがと。と礼を言うと氷鷹は首をかしげる。その視線を辿ると教室に戻ってきた逆先を見つける。有と認識して、逆先は逃げ出したので有はドスを聞かせて叫び走り出した。
クラス委員として氷鷹も後を追いかけるように走り出した。
五分後夢ノ咲を巻き込んだ騒動になったとかならなかったとか。


凛月ひなた

「あぁ、葵の……おまえ、ゆうたか?」
「ひなたです。一之瀬先輩」
「ごめんって。で、ひなた。珍しいね。体育館の近くに。お前部活じゃないの?」
「いいえ、今日は一之瀬先輩に用事です。」
「アクロバットのお仕事が来てるんですけど。俺とゆうたくんじゃ数が足りてなくて。」
「俺にお鉢が、会わってくるんだ。」
「学院で身が軽くてよくアクロバットする人だからね」

はいはい企画書頂戴。と手を伸ばせばその企画書は上に逃げていった。その先を追いかけると朔間弟がそこで企画書の束を掴んで笑っていた。

「へぇ、アッくん。出るんだぁ。」
「…お前今絶対にロクなこと考えてないだろう?朔間凛月くんや。」
「興味ないからいいよ。」

何で奪ったんだよなんて睨んでも返事はない。ねぇねぇアッくん。俺をスタジオまで運んでくれたら渡してあげる。と言われた。しかたないので、ひなたと一緒にスタジオに叩き込んで、俺はとりあえず動き出すことにした。っていうか朔間重い。


奏汰千秋

「なり~。ぷかぷか「しないぞ」」

AV室での打ち合わせ中、メンバー全員というか高学年というかダブり含めた俺含め年上…っていうか同い年か。そういう顔見知りだからか空気管はだらけモード。っていうか奏汰と俺がだらけてるし、奏汰は奏汰であけたばかりのペットボトルに指を入れるのもやめてほしい。というかそれ俺の。

「有、いい企画がないか。」
「…うちのチビども抜いて俺たち三人分ぐらいならあるんだけど…」
「ヒーローショーじゃなくてどっかの学校の撮影のどうこう。ってやつ。」
「いいな!やろう!」
「いや、やろう。じゃなくて俺たち打ち合わせで来てるの。おーけー?あんだーすたん????」

凄めば千秋もわかったようで、ハンズアップでそうだったと思い出してもらったので、俺は話を進める。こいつじゃ、話がなかなか進まない。早々と俺は帰りたかったのだから。

「次のライブだけれども、今度のライブの構成どうするんだ?」
「そうだなぁ。ヒーローショーをしたいなぁ」
「わかった。いつも通りな。奏汰は?」

視線を動かせど、姿がないことに気が付いた。俺と千秋はすぐに二人で中庭の噴水まで走っていくことになった。




薫翠

「翠ー、もう帰ろうぜ。」
「それで帰って前にひどい目にあったじゃないですか。」
「ほら、ほら。へいきへいき。撒けばいいんだから。」
「普通の人はそれができないんですってば。」

今日の2Aのお迎えは翠だった。動かないと怒られるので、二人でだらだら歩いていると、廊下の向こう側から羽風が歩いてきた。いちのせくーん!なんて猫なで声をしてくるので、なにー?と乗ってみるとあっさり捨てられたし、翠は有の後ろに隠れた。

「ねぇ、かっこいいアクション教えてよ。」
「えー?今?」

ちらりと後ろを見ると翠は首を大きく振る。どうも許可が降りない。あとのことを考えると羽風よりも翠を優先したほうがいいだろう。

「んっとな。翠30秒待って、」
「え?何するんですか?」
「羽風、一度しかやんないからよくみといて。」

バク宙後方3回転捻り。かっこいいアクション。としてやると、羽風は無理無理無理。と笑っていた。どうも冷やかしのようなので、これができたらモテるぞ?とだけ声をかけて、翠といっしょに歩き出した。翠はいいんすか?なんて心配そうにきいてくるので、あいつが絶対にできなさそうな技だから大丈夫だって。と捨てた。



章臣泉

千秋から逃げて、窓を通り抜けた先に瀬名がいた。窓サッシをくぐるとまた逃げてるの?と怪訝な目をされた。俺は職員室に行きたかっただけなの。ほっとけ。なんて心の声で呟いた。

「元気?今帰り?」
「あんたは?」
「職員室。千秋撒くのに手こずって」
「それで、窓から」

有の背後に冷ややかな声と捕まれた感覚。ゆっくり後ろを振り替えるとそこに青筋立てた椚がいた。あなたと言う人は!18にもなってと怒り散らしつつも、椚は瀬名に礼を言う。俺は何もしてない。なんて言うやりとりをして有をつれていった。

「おい、瀬名!!お前覚えてろよ!!」とか吠えても瀬名には何処吹く風。手をひらひら振って見送った。









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