短い蒼紅会話文です ------------ 『よくある覚え間違い』 「政宗殿!政宗殿!聞いて下され!」 「…いきなり何だ。テンション高ェな」 「先程、足軽達が各々昼餉を食ろうておる時、傍に片倉殿もおられたが、何も召し上がって居ないのでござる!」 「……で?」 「そこで兵達が『もう食べたんスか?』と訊いたら、片倉殿は『オレはもう済んだ』と 渋カッコ良く仰ったのだ! されど、それは嘘にござる!」 「ンな事、なんでアンタに判るんだよ」 「む?片倉殿がその場から離れた処で、腹の音が鳴っておるのをしっかりと聞き申した!」 「…おっそろしい地獄耳だな」 「それはさておき、己の空腹を見事隠して、部下の前で気丈に振舞うお姿に、某は感服致した次第…!! かのような御仁の事をなんと申すか、ふおおっ、知っておりますぞ!えーと確かコトワザで…、えーとえーと、、」 「武士は食わねど?」 「爪楊枝!!!!」 「高楊枝だバカ」 【終】 ------------- 拍手ありがとうございました!その1ポチが励みになります^^ 次の拍手お礼文は、「弦月の烙印」番外小話★ |
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