≪kiss≫H×Hver.

「ゴンv僕はちょっと出かけてくるけど、この箱は開けちゃダメだよ?」

ヒソカはそう言うと、ゴンの目の前に小さな箱を置きました。

「何?何?何が入ってるの!?」

ゴンは目を輝かせながら、箱に近づきクンクンと匂いを嗅いでみました。

「僕の恥ずかしいもの・・・・・◆見ちゃダメだよ?じゃ、行ってきま〜す★」

ヒソカはそう言うと、さっさと出かけてしまいました。

(ヒソカの・・・・・・・恥ずかしいもの?)

ゴンは、興味津々に箱を眺めます。

(見たいよ〜。ヒソカが恥ずかしがるなんてよっぽどだ・・・・・。わくわく!
 でも見ちゃダメって言われたし・・・・・・・・・。)

ゴンの耳と尻尾は、葛藤でしょげたり、ピンと立ったり大忙し!

(やっぱり見たい!!)

ゴンが箱を開けると、そこには・・・・・・ゴンの写真が!!

寝ているゴンや裸のゴン・・・・・どれもゴンばかりです。

「えぇぇぇぇぇぇ!?・・・・・・なんで?」

「ゴン、見たね?v」

「ひゃぅっ!!!!」

突然、背後から聞こえたヒソカの声にゴンは毛を逆立たせました。

ヒソカは出かけたと見せかけて、こっそり2階の窓から戻っていたのです。

ゴンの行動の一部始終を見るために・・・・・・・。

「見ちゃダメって言っただろ?」

「ご・・・・・ごめんなさい・・・・・。」

ゴンは耳と尻尾を垂れさせて、震えながら謝りました。

「ダメだよvお仕置きをしなくちゃ・・・・・くっくっくっくvv」

「え・・・・・・・」

ゴンは涙を浮かべながら、ヒソカを見上げました。

「ゴンから僕にキスしてごらんv」

「!!」

ゴンは顔を真っ赤にさせて、首を振りました。

「お仕置きなんだから、拒否は出来ないよ?v」

ヒソカが細い目を更に細めてゴンに言います。

ゴンは一瞬ビクッと身体を震わせてから、観念したようにヒソカに近づきました。

「目・・・・・・つぶって?」

ゴンはヒソカの顔を両手で掴むと、視線を合わせないように言いました。

「はいはい★」

ヒソカは目をつぶるとゴンに任せました。

ゴンは目をつぶったヒソカに顔を近づけながら、心臓がドキドキドキドキうるさいのを感じていました。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ちゅ。」

ゴンは勇気を振り絞って、ヒソカの唇に自分の唇をぶつけました。

触れてすぐ離れるだけの拙いキス・・・・・・。

ヒソカはすぐに離れてしまうゴンの身体を片手で捕らえると、今度は自分から口づけました。

「よく出来ましたvv」

「ふっ・・・・・・・む・・・・・ぅ・・・・ん・・・・ぁ・・・・・。」

ゴンからしたキスとは全く違う大人のキスにゴンは頭がぼーっとなっていきます。

ゴンの弱い上顎を舌でなぞられると、快感にゴンは身体を震わせるのです。

「あ・・・・・・ぁ・・・・、ヒ・・・・・ソカ・・・・・・ちゅ・・・・ちゅ・・・・ぁ」




長い長い口づけの後、ゴンはまだ快感で力の入らない身体をヒソカに預けて、疑問を口にしました。

「なんで俺の写真、持ってたの?・・・・ヒソカはあれが恥ずかしいの?」


そんなゴンの疑問に、ヒソカはゴンに満面の笑みを浮かべました。





「僕の宝物だからねv人に見せたら勿体無いだろ?

 
 入手方法は秘密さ★





 なにせ宝物なんだから・・・・・・・・・・vv」




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