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                      ウェルカム♪  

       バウンティア & ファーム 日記




                                  その1





                     ※ 管理人の想像力がただでさえないというのに、この猛暑で更に目減りしておりまして、枯渇しております。

                        何か書けないかなーと思っていて、無理やり書きだしました。

                        阿呆な管理人をお許し下さいm(_ _)m

                        特典ドラマCDみたいに、ちょっと本編から外れております。






      







   ノワールの日記   

  某月某日




   平和な夢限界楼になって、数日目。

   「クリムソンがおいでって言ってるからファームに行ってくる」とソードに言ったら、なぜか困った顔をして黙り込んでしまった。

   一緒に行きたいのかなと思って誘ってみたら、更に困った顔をしたので、結局一人で出てきたけれど

   どうしてあんな顔をするのか全くわからない。



   それからソードと同じくわからないのがクリムソン。

   ソードのことを話したら、やっぱり黙り込んでしまった。

   「あの男が、いや、ソードが来たくないものを無理に誘わないでいいと思うよ」

   なんて後から言ってたけれど、なぜか眉間に皺が寄ってて、イライラしてる感がして変だった。


   クーロンが

   「おまえがファームに行ったり、社長と出かけると 俺がソードさんに訓練に付き合わされてぼっろぼろになるんだからな。ちったあ考えろ」

   と言ってきたけど、どうしたらいいんだろう。





   どうしてソードはクリムソンのことを言うと、あんな顔になるんだろう。

   どうしてクリムソンはソードのことを言うと、あんな顔になるんだろう・・・・・・・・不思議だ。







   







   ソードの日記

   某月某日




   
ノワールがファームに行くと言う。

     ファームといえば、クリミナル11の№1のクリムソンが無免許医師をしている場所だ。

     もともとはゼクスの相棒だったというから見逃してやっているが、あの男はどうも怪しい。

     長年のハンターとしての勘だが、ノワールに何かしでかすのではないかと思う。

     

     それにあれだけ怖がっていた社長に、なぜかノワールが懐いているなと思って訊いたら

     「デートの練習だとゼクスがいろいろ連れていってくれた。ホテルのツインにも初めて泊まった」

     などと答えられたときには、ひどい眩暈がした。



     いろいろってどこに連れて行かれたのか訊いたが、「それは内緒。ゼクスとの大事な思い出だから」と

     あのノワールが! 俺の傍でないと眠れないとくっついていたノワールが、俺に秘密を抱くようになるなんて!

     それにさっきはノワールの頭をゼクスが撫でていた! あんなに怯えていたのにどうしてあんな男に!

     いや、ゼクスが何かしたに違いない。そうでないと、ノワールが俺以外の男に懐くなんて・・・。



     クリムソンだけではない。ゼクスも要注意人物かもしれない。いや、そうだ。





     やはりノワールを守るのは、俺だけしかいない。













      エルの日記

     某月某日




    
今日はノワールがファームに遊びに行った帰りに オレにミディアムブルーのマニキュアを買ってきてくれました。

      アンドロマリウスを操るのに爪の手入れが欠かせないオレのことを思ってみたいです。



      ノワールもオレと色違いでマゼンタのマニキュアを買ってきていたので、二人で交代で塗りあいこをしました。

      久しぶりに触れたノワールの手は、相変わらず白くてきれいで柔らかくて。

      「人ではないオレと違って貴女はあたたかい」と言うと、「エルはエルだから。私と何も変わらないよ」と優しく言ってくれました。

      あのままできることなら彼女の手を握っていたかったのですが、

      無粋なクーロンが「駆除を手伝え」とオレの部屋に乗り込んできたので終了となりました。

   

      次回は邪魔が入らないように、アンドロマリウスでドアを固定しておくことにしましょう。

  

      それから、何を思ったのか ゼクスがオレに「ノワールにあまり触れるなよ」と先ほど言ってきました。

      どうやら鶏が・・・・・・いえ、クーロンが何やらゼクスに注進したようで・・・・・・・チッ・・・。



      自分が今まで彼女になかなか触れられなかったからでしょうが。

      ふっ・・・・・・中年男の嫉妬など不潔、醜い、見苦しいことこのうえありませんね。

      無視することにしましょう。













      

      ゼクスの日記

      某月某日






     ファームで習ったというミートソースでノワールが夕飯にパスタを作ってくれた。

     シャンタオというあの少年に教えてもらったらしいが、意外に美味かった。

     

     「・・・・・・ゼクス、美味しい?」 と こわごわと訊ねてくる姿が愛らしくて、つい、ノワールの頭を

     撫でてやったのだが、ソードの奴め、アーロンダイトを今にも出しそうな視線で俺を見ていた。

     いいかげん、過保護はやめろと言いたいが、奴には無駄に終わりそうだから黙っておいた。

     



     今度からノワールに触れるときは、奴がいないときにするか。



     それからクーロンが「駆除のサポートでエルを呼びに行くと、ノワールにマニキュアを塗っていた奴が

     瞬殺しそうな顔で俺を睨みやがったんですよ! あいつ、ちょっとおかしいですよ、社長!」と言ってきた。

     俺なんて11年目でようやくノワールに触れることができたってのに。



     それとなく注意はしたが、「それはCEOとしての命令ですか? それとも男としての命令ですか?

     後者ならば、オレは人間ではないので意味がわかりかねます」と言い、フッと笑って立去りやがった。





     これでも俺はCEOだというのに。本当に部下に恵まれない・・・・・・・ノワール以外は。



     いや、ノワールは・・・・・・部下じゃない。

     俺の・・・・・・・・大事な存在だな。






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