「テニスの王子様」100のお題の9:かみなり(不二夢)




あたしが覚えている限り、初めてかみなりというものに出会ったのは幼稚園の年中の時。

お手伝いに来てくれていたおばあちゃんが、たまたま娘さんの結婚式で居なかった日曜日の午後のこと。

薄暗くなった辺りが急に明るくなって身を竦ませて、恐る恐る辺りを見回そうとしたその瞬間、

想像していたよりはるかに大きな音が鳴り響いて、とても怖かったのを覚えている。

今でも恐怖体験というか、身に染み付いてしまっていて、どうしてもこれだけはだめだった。

でも――最近ちょっとだけ変わってきたかもしれない。




「しゅ、周助っ」

「大丈夫だよ、僕が居るから」




いつもは意地の悪い恋人が、その時だけは、無条件で優しくしてくれる。

そばにいてくれるのが嬉しいから。




絶対に言えないけどね。










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ナリトねずみ・ゆま






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