小芝居その1

「拍手という名の応援、ありがとうございます。これを励みに頑張っていく所存です」
「よし、三波。お礼になにか面白いことをするんだ」
「ええぇっ? な、なんという無茶ぶりッス!」
「感謝の気持ちを形にするためだ。さあ、やれ」
「ううぅ……わかったッスよ。じゃ、じゃあ…………一発ギャグやるッス!」
「ほぅ、期待しよう」
「ではどうぞ」

「シャチホコの真似をするッス! よーく見ててくださいッスよ~…………………………ほいっ

「……………………………………」
「……………………………………」
「あ……あれ? ウケなかったッスか? 渾身の持ちネタなのに……」
「いえ、その、面白い面白くない以前の問題でして……。頑張っていたところ非常に申し上げにくいのですが、今のギャグ、モニターの前の読者様にどうお伝えするつもりなのでしょうか……」
「………………ああっ!? し、しまったッス!!」
「無駄に完成度が高かったところがまた哀愁を誘うな」
「まあ、三波さんの天然ボケが一番のギャグだったということで」
「な、なんか酷いこと言われて綺麗にまとめられたッス!?」


 三波の天然っぷりは、キャラとしてもギャグとしても非常に扱いやすいです。
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