「チョコよりも甘いハニー」



ここは黒曜ランド。
この部屋にいるのは、骸と綱吉の二人きり。
彼の仲間達は、二人がデート目的で会うと知っている為、買い物だの散歩だの理由を付けて外出してくれた。
だから、この部屋には二人のみ。
目の前には一本のポッキー。
それだけなら、何も問題はないのだが。
骸の形の良い唇に、それが咥えられており。
その行為を行う相手が、ほら早くと綱吉に催促を始めていることが、綱吉にとって問題なのだ。
「本当にするの?」
「ん」
当然だ。
そう答えるように骸は少し頭を傾けては上げ、綱吉に早くと目線で急かす。
「もー。一回だけだよ骸さん」
本日は、11月11日。
世間で言う、ポッキー&プリッツの日である。
アニバーサリー男でもある彼氏は、折角だからポッキーゲームをしようと言い。そんな恥ずかしい行為は嫌だと何度突っぱねてもお構いなしに誘い続けて来る。
しかも、今日拒否したら、11月22日のいい夫婦の日にリベンジすると恐ろしいことを言い出す始末だ。
22日に夫婦らしいことを強制されるぐらいなら、今日ポッキーを食べてキスした方が遥かに楽そうである。
背に腹は変えられぬ。
綱吉は羞恥心で顔を赤らめながらも、ゆっくりとポッキーを口に含む。
ポリポリポリ
少しずつ噛み砕き。始めは先っぽの部分しか口にしてなかったから、塩味しかしなかったのに、今はチョコの方まで進み甘い味が口の中へと広がって来る。
その味を美味しいと認識する前に、骸の唇が綱吉の唇を塞ぎ。
舌で唇を割られ、骸の舌はすぐに綱吉の舌へと絡み付き、ねっとりと絡み取られる。
「ふうっ、あふっ……んんーっ」
ポッキーごと綱吉は咥内を骸に堪能され、綱吉の唾液と交り合ったチョコレート味のそれを骸はゴクリと飲み込む。
「クフフ、御馳走様でした」
「骸さんのえっち……」
まだ舌が痺れている。
ポッキーゲームなら、こんなに執拗にディープキスをする必要はない。
この口付けは、明らかにその後の情事を仕掛ける為の作戦だ。
それを体で理解した綱吉は、頬を真っ赤に染めたまま、根元に涙を溜めて骸をじろっと睨む。
しかし、男は機嫌を良くするばかりで、綱吉が睨んでも動じることはない。
全て思惑通り。
そう言いたげな視線を向けられ。
見事に謀られたと綱吉は気付いたが、時はもう既に遅かった。





ソファーの上に四つん這いの姿勢で、尻を上げている。
その上、とんでもない行為を、綱吉は骸に因ってされていた。
「あ……ひぃあぁん」
「ほら、これで五本目ですよ」
秘孔を指で広げられ、ポッキーが中へと侵入する。
食べ物をこのような形で使用され、自分の尻穴にはお菓子が深々と突き刺さっている。
そう考えただけで、恥ずかしくて堪らず。その羞恥心が刺激となり、綱吉は自分の性器を膨らませ、舌から唾液を滴らせ、甘い声で喘ぐ。
「あ……ああっ」
「結構入るものですね。
中の熱さでチョコが溶けていますよ。
こうすると、気持ち良いですか?」
「らめ…っそんなことしちゃ折れちゃうっ…だからだめぇ…んんっ」
緩やかにポッキーが抜き差しされる。
中で折れて取れなくなったどうしようという恐怖と、今まで中に入られたことのない物が内壁を擦り着けられる刺激とで綱吉は躯をブルッと震わせ。
「気持ちよい癖に。
ほら、ここ突っつくと君のここが反応する」
ポッキーで前立腺を擦られ、グイグイと押されると、綱吉の性器はブルブル震えて大量の先走りを流す。
「はぁうぅ、あぁぁーっ」
前立腺刺激も悶えていると、ポッキーを全部引き抜かれ。その代わりに骸の熱い舌と長い指が中へと侵入し、綱吉を翻弄させる。
「ん……、綱吉君の中美味しいですよ」
「や、そんなこと言わないで……。
はぁう…ひゃあぁぁ…舌っ熱い、指…ゆびぃ…はぁう…」
舌が中を舐め解し、指は綱吉の敏感な部分を擦り、反対の手は綱吉の性器を掴んで扱き続ける。
与え続けられる快感と部屋に充満しているチョコレートと精液の匂いにすっかり綱吉は快感のスイッチが入り、相手の望むままに絶頂を迎える。
「ひぃう…ひゃぁうんん…あぁぁーっ!!」
「クフフ、いっぱい出して。そんなに気持ち良かったですか?」
手の平で受け止めた白濁を骸は舌で全部舐め取り。
綱吉の体を正面へと向けさせ、脚を開かせる。
しかし、骸はそれ以上の行動を起こしてこない。
「骸さん……オレ……もうっ」
骸の性器が欲しくて堪らない。
いつもみたいに硬くて大きくて熱いそれで、自分の中を掻き回れて快楽を与えられたい。
その願望が高まり、綱吉はお願いだからと骸の手に自分の手を重ねてぎゅっと握る。
「骸さん、いつもみたいに……シてっ。
オレの中に入ってきてよっ……オレのこと欲しいなら焦らさないでっ」
本気で好きなら、早く愛情の証をくれ。
綱吉はそう強請っては、双眸から涙を流す。生理的欲求と骸への渇望でどうにかなりそうなのだろう。
骸は上機嫌で笑い、ズボンを下げて下着から性器を取り出し。綱吉のリクエスト通り、ヒクついている入り口に押し当て、一気に中へと突き入れる。
「いいですよ。あげますから、しっかり可愛い声で啼いて下さいね」
ズチュッ、ズプププッ
綱吉の痴態で膨張した性器は、遠慮なく綱吉の中を出入りする。
腰遣いを激しくされ、中何度も性器で擦られると、こんなにも気持ちよくなれるのかと思うくらいの快感と痺れが綱吉を支配する。
「あ……あ、あぁっ…いい…っそこ、すごくいいっ…骸さん。
あーぁーっ」
ズプッ、グチュッ
出入りする度淫猥な水音が部屋内に響き、それが二人を更に興奮させる。
「ひゃぁぁん…すごい…っ骸さんの。
なか…中ぁ…ひぃぃんっ」
突かれる回数が増える度、快感が増す。
唇を舐められると、骸の舌からチョコレートの香りがするのが、またいやらしい。
「骸さ…んんっ…ふぁ…あはぁっ…」
唇が重なり、上も下も深く交り合う。
甘ったるい雰囲気と香りに包まれ、二人はこのまま何度も躯を重ね合った。



「……結局しちゃった」
こういうことになるのを回避する為承諾したポッキーゲームであったというのに。
こんなにも激しい情交をされてしまっては、応じた意味が全くない。
簡単に陥落してしまった己を恥じ、綱吉は一人で溜息交りの息を吐く。
「クフフ、君は快感に弱いですからね。
こんなえっちな躯をしている限り、僕からは逃げられませんよ」
背後から骸が忍び寄り、まだ服を着ていない全裸の綱吉の両胸の突起を指で摘み、指でコリコリと擦つける。
「ちょっと…何して……はぁう…っ」
「こっちもあげましょうね」
まだ興奮は冷めていなかったらしく、骸の硬くなりかけたそれは綱吉の尻に当たると同時に硬さを増し、やがて綱吉の中へと侵入する。
ズプッ
「はぁうううっ…ひぃあぁぁん…あーっ」
「ほら、甘い声が出ました。
クフフ、大好物のチョコより甘い君を、もっと堪能させて下さいね」
耳に舌を這わされ、立ちバックの状態で腰を揺らされる。
綱吉は壁に両手付き、与えられる快感に喘ぎよがり狂うことしか出来ない。
二人の蜜なる時間は当分続くらしい。
【終】





たまにはこのシリーズも書きたいなあと思って書きました。
もう一年近く書いていなかったかもしれない。
この二人を好きって言ってくださる方も多くてこれからも書きたいとは思うのですけど、なかなか時間が取れないのが現状ですね。
サイトにエロ上げるのも久しぶりかも。別に枯れていた訳じゃあないのですけどね(笑)
エロは書くのに時間かかるので避けていただけです。
年内に更新一気5本は不可能っぽいので、急遽こちらを拍手に放り込ませていただきました。
少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。



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