「結局・・・遊戯は、オレとバクラどっちを選ぶのだ」

 社長室で海馬はそう遊戯に切り出した。バクラも当然いるがその話には興味が無いらしい。

 ソファで遊戯を抱きながら金色の跳ねた髪をいじっていた。

「ボクはどっちも好きだよ?」

 首を傾げてあたかもそれが当然のように遊戯の瞳は揺るがなかった。

「・・・卑怯だぞ」

「まぁまぁ、社長さんよぉ。遊戯がどっちも好きって言ってんだからいいじゃねぇかよ」

「オレは貴様に聞いているのではないッ!」

「じゃあ遊戯がもしオレ様をとっても文句なしだろうなぁ?もう遊戯とも会わない」

 遊戯はそんなのやだーと駄々をこねたが、いまは遊戯の意思は関係ない様子だ。

 海馬は遊戯がいないことを考えた・・・がそんなことを考えられるはずもなかった。

「貴様を選ぶことなどないわ!」

「遊戯はオレ様ともうあえなくてもいいか?」

「バクラ君と離れなきゃダメなの?ボクはどっちもいて欲しい・・・」

「ということだ。じゃあ今のままでいいじゃねぇか」

 終わり終わり。とバクラはまた遊戯を弄りだした。

 海馬は解決していないこのもやもやした気持ちに苛立ちを隠せない。

 かつ、目の前でいちゃいちゃされているのを見るのも耐えられなかった。

「遊戯」

 ぐいっと引き寄せるように海馬は遊戯を抱いた。

「せめてオレの前でこいつの傍にいるのはやめろ」

 文句を言わせないようにキスをする。

「ん・・・はぁ・・ん・・・っ・・・じゃ・・・かいば・・くんが・・・遊んで・・・くれる・・?」

「お前を飽きさせることなどしない」

「じゃあオレ様のことはいらないなぁ?遊戯〜?」

 そういってバクラは帰ろうとする。遊戯はそれを見て首を横に振った。

「嫌だっ!海馬君、ボクその約束はできないみたい・・・」

「っ・・・貴様ぁ・・」

 バクラを睨みつける海馬。

 結局のところバクラは海馬をからかって楽しんでいるのであり、

 遊戯が自分を必要としていれば遊戯がどうしてようが関係ないのだった。






 (遊戯悪魔だなー(遠い目)



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