【おまけ2】普段の社内の様子はこんな感じ…
愛里:「まず、ボスが砂糖抜きのカフェオレで、パパが砂糖だけひとつ。 ゼロはミルクだけで、メイが砂糖3つのカフェオレね。で、オレがブラック。わかった?」 宙:「えー…たぶん?」 <home, sweet home> 愛里:「なに、その曖昧な返事」 宙:「や、てゆーか。わかってんなら、アイくんがやればいいじゃん。今までどおりさ」 愛里:「こういうのは新入りの仕事だろ?」 宙:「新入りったって…私の方が年上じゃん」 愛里:「関係ない。先輩は先輩、後輩は後輩」 零司:「まあ、お茶汲みつったら女子の仕事だしな。世間一般的に」 宙:「ゼロ、古い。いつの時代の話してんの」 メイ:「ソラは?」 宙:「え?」 メイ:「ソラのコーヒーはどうするの?」 宙:「どうするって…」 零司:「味、味。砂糖とかミルクとか」 宙:「ああ。私、普通が好きだな。砂糖とミルクひとつずつ」 愛里:「うわ、ふつー」 宙:「悪いか、普通で」 零司:「おいソラ。いちいちつっかかんな。アイはそれが地なんだから」 メイ:「素直なのよね、アイちゃんは」 宙:「素直ならいいってもんじゃないと思うよ」 メイ:「でも、アイちゃんは絶対、嘘は云わないから。ね、アイちゃん」 愛里:「…しらない」 宙:「あ。照れた」 愛里:「うるさいな!で?ソラ、ちゃんと覚えたの?」 宙:「え?えー…アイくんはブラックで、砂糖一個が…ボスだっけ?」 愛里:「…(ため息)」 メイ:「(くすくす笑う)」 宙:「…あれ?」 零司:「砂糖一個は仁さん。 おい、アイ。しばらくお前も一緒にやってやれ。こいつ向いてねぇわ」 愛里:「使えないなぁ、もう」 宙:「なんだと、この…」 零司:「はいはい。喧嘩しないの、お子様達が。そこは先輩として、 五年間で培ったコーヒーマスターの力、存分に見せ付けてやりゃいいだろうが。 ソラ、お前ちゃんと学べよ、後輩として」 宙:「…みんなはさ、会社始めたときから一緒に働いてんだよね」 零司:「あ?まあ、そうだな」 宙:「なあんか、ズルいなぁ。私だけ仲間外れっていうか、新米でさぁ」 メイ:「末っ子ね」 宙:「ん?」 メイ:「ソラが末っ子。ゼロがお兄ちゃんで、私がお姉ちゃん。アイちゃんが真ん中」 愛里:「ボスとパパは?」 メイ:「お母さんとお父さん」 宙:「…ボスがお父さんじゃない?イメージ的には」 零司:「いやぁ?ああ見えて、仁さんも割と男らしいとこあるからな」 愛里:「今日のデートも、パパから誘ったらしいよ。ちゃんとさ」 宙:「へぇ、やっぱデートなんだ。何してんのかな?」 愛里:「映画観に行くって」 零司:「いよいよ観念してくっつくかー?」 メイ:「どっちでもいいんじゃない? ボスとパパはきっとずーっと一緒にいなきゃダメだもの、お互いに」 零司:「面倒くせぇ大人だなよあ、ふたりとも」 宙:「楽しんでるといいね、デート」 愛里:「子供たち働かせて遊んでんだからね」 メイ:「目一杯楽しんできてもらわなきゃ」 零司:「よし。じゃあま、頑張ってる子供たちも一服しましょうや。コーヒー頼むぞ、末っ子」 宙:「はーい。アイお兄ちゃーん、手伝ってー」 愛里:「…しょうがないなぁ」 メイ:「ふふ、アイちゃん楽しそう」 零司:「おい、末っ子。ちなみに、俺のコーヒーは?」 宙:「砂糖一個!」 零司:「だから、それ仁さんだっつの」 宙:「あ、あれー?」 愛里:「(ため息)」 メイ:「(笑う)」 -------------------- 学生時代から付き合いのあるキャラクターたち。 私にとっても、彼らは家族です。 |
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