どこどこいってるやつに、こっからでも石をぶつけられるだろうか。山あいの深そうな湖のうえにスワンボートを浮かべて旅に出るところだ。落ちたらきっとここでないところに。
ガスまる君は無言だけど別にいいや、犬は風呂に入ってからずっと寝てばかりいるので体力がなさそうだし。
軽く投げた石はドボンして見えなくなった。
工作員はボールペンを凶器にかえるから油断ならないといったのは他でもなく彼なんだ。
たくさんの種類の石がころがっている、しまもあるし砂利まぶしてあるみたいなのも、たぶんあのおおきな蟻どもが運んできたに違いない。蟻どもをつぶしてレモンパンにしたい。スワンはちょうど真ん中らへんまですすんだ。中にはだれも乗ってないみたい。だってぼくはここにいる。
乗るのがこわいので、遠慮しといた。みんなは乗るっていうから、ちょっと疲れたしポカリ飲みたいっつって、だって落ちたらきっとここでないところにだから。現にいまスワンにはだれもいないじゃないか。でも落ちたところはみてない。もうどっかここでないところに?
でもベンチにすわってポカリなめてると気がまぎれるから、スワンが止まっててもいいじゃない。
石は湖にしずむ。今、水深どのくらいまでいったろう。



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